フォルクスワーゲン社の女性社員たちが実感するプレス加工業界での女性の活躍について

BiWプレス加工・組立分野から国際女性デーを祝福

 本稿は平等と機会を称える「女性の視点から読み解くプレス加工業界」の第三部です。

参照:第一部第二部|第三部|第四部

 自動車業界は、技術革新と労働力の変化により急速な変革を遂げています。この変革の中でも特に重要な役割を果たしているのが女性です。

 プレス加工業界では、多くの女性が活躍し、ロールモデルとしての存在感を示しています。彼女たちは人々が憧れる存在であるだけでなく、その存在によって技術職にまつわる固定観念が次々と打ち砕かれています。さらに女性がこれまで直面してきた機会の平等に関する諸問題を解消するため、多くの女性が自己能力を高める努力を惜しまぬ努力を続けており、その結果、労働市場における女性の需要は急速に高まっています。また女性の観点から革新的なアイデアが次々に創出され、管理職や技術職のあり方が変わりつつあります。これは男女平等と多様性の重要性を象徴しており、業界が継続的な発展を続けるためには女性の参加が不可欠であることが示されています。

 国際女性デーを祝して、フォルクスワーゲン・ド・ブラジル社の金型工場に勤務する3名の女性にお話を伺いました。

フライス盤担当者、ローラ・ソリス・トマス・ダ・シルバの声明

フォルクスワーゲン社 – ローラ・ソリス・トマス・ダ・シルバ

 昨今の自動車業界では、女性が躍進し、これまで男性優位であった環境に新たな風を吹き込んでいます。この多様性の広がりは、私たち女性が新たな機会を求めて障壁を乗り越える勇気と決意を後押ししています。このような象徴的な存在こそが、社会変革をもたらすきっかけとなっているのです。女性は自由に職業や業界を選べるという考えが急速に浸透し、それに伴い自動車業界で活躍する女性の数も増加しています。

金型設計者、ジェシカ・ダ・シルバ・ペレイラの声明

フォルクスワーゲン社 – ジェシカ・ダ・シルバ・ペレイラ

 今日の自動車業界では、事務職のみならず技術職でも女性が活躍しています。プロジェクト管理、機械操作、金型設計など、これまで男性が中心だった役割を、多くの女性が担うようになっています。有能な女性が活躍の場を広げることで、業界全体が一段と進化を遂げています。

金型製作者、ビアンカ・モンテイロ・パッサジェンの声明

フォルクスワーゲン社 – ビアンカ・モンテイロ・パッサジェン

 私はビアンカ、23歳です。2016年にセナイ・フォルクスワーゲン社で整備士の実習生となり、メカトロニクス技術者のコースを受講しました。コースの修了後には金型製造部門での就職が決まりました。その後も機械製造技術の勉強を続け、このクラスから唯一の女性として卒業しました。現在は金型工場のトライアウト部門に勤務しています。主な業務は金型の調整やクレーン、フォークリフトの操作です。5年がたちましたが、今でも常に多くのことを学び、充実した日々を過ごしています。

 性別に関係なく、誰もが知識や経験を活かせる環境で働けることは、非常に意義深いことです。女性も男性と同じ研修を受け、同じ役割を担い、同じスキルを習得し、同じ責任を担うことができます。努力と覚悟さえあれば、何でもできるし、どこにでも行けるのです。私たちは誰にも夢を現実にする能力を持っています。フォルクスワーゲン社では、近年、寛容性と平等な機会に対する取り組みが広がり、また自分の意見をはっきりと主張することができます。そして仕事を着実にこなすことでプロとして認めてもらえます。私はこの会社で働くことを誇りに思います。