Rescale社との提携によるオートフォーム社のクラウド・ソリューションに関するユーザー・レポート
近年、自動車業界のプレス成形関連サプライヤーの多くは、見積もりを非常に短い期間で作成しなければならない重圧に直面しています。また見積もりの依頼は突発的であるため、入札準備を行う部署には大きな負担となっています。平均的な仕事量が見込まれる中では、ハードウェアやソフトウェアは日常業務に必要な備えだけで十分です。しかし、見積もりの依頼が集中するときは、それに関わるエンジニアは対応が追い付かず、保留せざるを得ないシミュレーションがどんどん溜まっていきます。さらには見積もりに必要な機能が契約しているライセンスに含まれないこともあるため、日常的に使用することがないエンジニアリングの手法については、シミュレーションで評価または検証することさえできません。
しかし幸いなことに、このような事態を簡単に回避できる手段があるのです。WMU社の成功事例をお届けします。
WMU社(Weser Metall Umformtechnik)はドイツの金型サプライヤーで約500名の社員を擁し、その高い技術力が同社の高い品質基準の達成に大きく貢献しています。そのため数多くの大手OEMがWMU社を選択しています。
以下、WMUが市場の難題に立ち向かい、顧客の要望に応えるべく切り開いた新たな境地について紹介します。
WMU社のアーネ・ヨーナス・ビートム氏が、AutoFormクラウド・サービスのユーザー体験について次のように報告しています。
車体や排気系のプレス成形およびサブアセンブリのサプライヤーとして、納期の前倒しやプロジェクト実施期間の短縮といった難題を常に抱える業界に身を置いています。
顧客の購買部門の期待に応えるために、プロジェクトの正確なコストを明記した見積書を短期間に作成しなければならず、営業部門の労力や見積もり算出の手間も増大しています。
プレス成形のコストや製造可能性を評価する上で、AutoFormこそが理想的なソフトウェアであると確信しました。
短時間で有意義な工程計画を立て、材料の使用量を推定し、工程コストを計算することができるのです。
自社のコスト構造に応じて調整した標準をもとに、金型コストを見積もることも可能です。
引き合いの段階から製造可能性の評価を求められることが多くありますが、AutoForm-CompensatorとAutoForm-FormingSolverを活用すれば、根拠に基づく評価を行うことができます。
しかし、作業時間を短縮しつつも、より多くの部品をより高い品質で評価するには、担当者を増員するか、あるいは演算性能を強化するしかありません。
「”AutoFormクラウド・サービス”を使うことで、お客様のご要望に柔軟に対応できるようになりました。」
AutoFormクラウド・サービスは、演算性能を維持しながら固定費を削減することができる、素晴らしい手段です。日常業務に使用している既存機能に加えて、より高機能なシステムを利用することができます。プラットフォームは共通しているため、処理済みのデータを簡単に引き継ぐこともできます。
部品変更の依頼が頻繁であったり、「トライ・アンド・エラー」のシミュレーションによってループ数が膨大になる場合、平均的な処理能力を超える高い演算性能が必要となります。その結果、残余性能を使い果たし、処理能力が低下することになります。この問題は「AutoFormクラウド・サービス」によって解決できます。
クラウドにはどこからでもアクセスできるため、自由度が飛躍的に高まります。
圧倒的な性能と手厚いカスタマー・サポートが決め手となり、いまやWMU社では「AutoFormクラウド・サービス」はプレス成形の評価に欠かせません。
アーネ・ヨーナス・ビートム氏
WMU社 – Weser Metall Umformtechnik GmbH
従来型の企業ライセンスとは異なるAutoFormクラウド・サービスにどのようなメリットがあるか、お客様の管轄地域のオートフォーム社オフィスへぜひご相談ください!